HK6-MS366-V2SV:20000716

今だからこそK6-III

ThunderbardコアのAthlonやらDuronやらi815やら出まくっているこのご時世、当研究所ではこのたび、K6-IIIを買いました。しかもMelcoのアクセラレータ付のやつ。366MHz。素直に名古屋で売ってたK6-III 400MHz@¥10K を買えばよかったんですが、そんな普通のものを買っては怒られるというもの。(誰に?) ここは謎の366MHz版をゲットです。下駄もおまけでついてくるし。ちなみに−33MHzと下駄で¥3Kでした。

さて、¥3Kも余分に出してついてきた下駄ですが、やっぱり要らないので取っちゃいましょう。^^) が、敵もさるもの(?)なかなか取らせてくれません。つめでがっちり4方からつかんでいます。−の精密ドライバーを2本使い倒してやっと取れました。ヒートシンクの部分。あとはソケットからCPUを取るだけです・・・と思ったらこのソケット、レバーのついてる白いやつ(Zifソケットとか言うんだっけ?)じゃなくて、黒いソケットに金色の端子のやつじゃないですか!こんなんだったらヒートシンクなんか取らなくてよかったのに・・・(気づけ)。精密ドライバーを駆使して慎重にはずします。これでK6-III366の素体入手成功です。ちなみに99年28週と書いてありました。やっぱり海の向こうであまったK6をMelcoが買い叩いてきたといううわさは本当なのでしょうか。

それでは早速取り付けです。最終的にはVaioに取り付ける目的で買ったのですが、Vaioはあけるのが面倒くさいのでとりあえずCocottoのほうで性能チェック。ちょいと乗ってたK6-IIをはずして交換。終わり。おっと倍率を変更しなくちゃ。まずは105×3.5=367.5MHzから。起動。あたりまえです。
次。×4=420MHz.。これまたあっさり起動。よかよか。2.2Vのままなのでこれなら安心してVaioに乗せられます。ついでですからもうちょっとやってみましょう。
×4.5=472.5MHz。ベースが105MHzなのはベースクロックの変更が面倒だからです。^^) 2.4Vで起動しましたが、WINの起動中とまってしまいます。もうちょっとな気もしますが、こいつはベース66MHzのVaioに乗せる予定のものなので400MHzで動けば十分。

さて、次はK6-2との性能比較。世の中ではK6-2@500よりは圧倒的にK6-III@400のほうが上、ということですが。
まずはキャッシュの効かないHDBenchi。

結果
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.11 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name Cocotto Processor AMD K6-2 524.92MHz[AuthenticAMD family 5 model 8 step C] Cache L1_Data:[32K] L1_Instruction:[32K] Name String AMD-K6(tm) 3D processor ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 14547 31543 16547 13709 5009 10628 37 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 23311 20760 2289 347 22679 22139 3072 C:\20MB
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.11 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name Cocotto Processor AMD K6-III 419.93MHz[AuthenticAMD family 5 model 9 step 1] Cache L1_Data:[32K] L1_Instruction:[32K] L2:[256K] ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 17243 25189 13218 13967 8546 13505 37 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 24745 21953 3259 348 26947 23593 14409 D:\20MB

キャッシュが効かないので単純なクロック勝負になると思いましたが、K6-IIIの圧勝だ!?って、K6-2のほうHDドライブの計測間違えた。でもドライブ抜いてほぼ同等の性能です。計算のクロックで負けてる部分を丸書きとメモリW・RWで補っているよう。ちなみにK6-2は533MHzのものです。

次はK6-IIIに有利なMP3エンコード対決。午後ベンチのテストモードを使用しました。

結果
K6-2@525: 38s(×16)
K6-III@420: 36s(×17)
手抜きぶっこいて細かい数字省いてますが、K6-IIIの勝利。(ほんのちょっとですが)やはりキャッシュ効果は絶大のようです。

最後にDVD再生対決。VaioにK6-IIIを乗せるのもVaioDVDマシン化計画のため。一番重要な項目です。とはいえ、評価基準は私の感覚ですが。

結果
K6-2の勝ち。
あれぇ?大して変わんないんですが、K6-IIIのほうがコマ落ちしてるような気がします。ベース100MHzのCocottoでこれではVaio大ピンチ?いや、Cocottoのビデオカードは動画激しょぼTNTでVaioの方は腐ってもRage。次はVaioで挑戦だ!がんばれ!私。

ばっく